夏の始まりの時期で、春分と夏至の中間にあたります。夏の始まりといいましたが、このあと梅雨を経なければ、本格的な夏には至りません。ゴールデンウィークの終盤にもあたり、世の中は新緑を愛でる行楽シーズンたけなわといったところでしょうか。
春先に冬眠から醒めても、しばらくの間は眠そうだった蛙が、ようやく鳴き声を聞かせはじめます。朝夕の肌寒さも和らぎ、夏に向けて生き物の活動が活発化しているのです。人間の世界も然り。「春眠暁を覚えず」といったぼんやりとした気分から、そろそろ光まぶしい夏を迎えるために気分が切り替わる頃ではないでしょうか。