第五十三候 霎時施

霎時施 こさめ ときどき ふる

秋雨のようにしとしと降り続くのではなく、ぱらぱらと滴(しずく)を散らしてじきに止んでしまうような雨です。地面に重なる落ち葉に蕭々と降る雨はどこかもの寂しく、無常を感じさせます。十一月に入れば太平洋側では晴れの日が続くようになりますが、日本海側は曇りがちで、空を見上げて初雪を待つ日々がやってきます

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