お店、はじめてみました。

お店、といっても、
私たち研究員がこれはいいなと思ったものだけを
お分けする程度の小さなお店。
名付けて、
「くらしのこよみのお店」です。

さいしょのお品は、「旬を炙る」。
旬のものを七輪で炙っていただく。
ただ炙るだけでどの食材もこんなにもおいしくなる。
やってみた人だけがわかる、新しい食べ方の提案です。

炙るってこんなにおいしくするんだ。
炙るのを待っている時間も楽しい。
すべてが電気やボタン一発でスマートになっていく今、
炙る楽しさをみんなに伝えたいと思います。

「炙りスタートキット」は、七輪、炭、火起こし器、トングなど、
一回買い揃えれば、春夏秋冬と、旬の炙りを一年中楽しむことができる
すべてが揃ったキットです。
七輪を安心して楽しむための方法を記したカードとともにお送りします。

七輪は、研究所のオリジナルデザイン。
いまの暮らしにあうように、くらしのこよみでお馴染みの和漢三才図会をあしらい、テーブルの上においておくだけでかわいいシンプルなものにしました。

そして、研究員が日本中からおいしいものを取り寄せてみんなで選んだ
「旬の美味・上級」5800円。
「旬の美味・入門」3800円。
もご用意しました。

遠火にかざしてゆっくりと食材に火を通すことを、
日本人は、むかしから「炙る」と呼んできたそうです。
平安時代の辞書にも、すでに「炙物(あぶりもの)」という言葉が見られます。
こんなに古くて、でも新しい食べ方の提案、それが「炙り」。

まずはお一人で。
そして、次にはその炙り体験を誰かと一緒にシェアしてほしい。
友達と、恋人と、あるいはご家族みんなでと、徐々に
広げていってもらえたらと思います。

世の中にはまだ、
こんなに楽しいことがあったんだ。

くらしのこよみのお店は、そうしたものをひとつひとつ
提供していきたいと考えています。

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