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くらしのこよみ友の会 研究員の皆さんの重陽の節句

深まる秋、節供の室礼を。

初夏の青々とした植物の香りで室内を満たし、薬玉を飾って健康を願うのが端午の節供ならば、それと対になる形で、寒さ厳しい冬を前にして健康と長寿を祈る重陽の節供。ここにもまた、季節の植物を用い、それぞれに意味のある飾りを施すことで、自然の力をたのみ、身を守るための古人の知恵と習慣が息づいています。

菊の被せ綿

重陽の節句に向けて、菊の被せ綿と茱萸(ぐみ)袋を飾りました。
茱萸袋は昨年作成しましたが、さすがに一年経って香りが飛んできたのでお香を詰め直し、房に湯のしをかけました。

被せ綿は、角真綿を染めて、みょーんと伸ばして(?)作ります。

被せ綿の上にあるちいさなぽっちりは「小りん」といい、黄色には赤、白には黄色、赤には白の「小りん」を乗せることになります。

かずさ

おうち室礼

新暦の重陽の節句は、まだまだ京都は暑いときで、いつも、秋深くなって早く涼しくなることを思いながら飾りつけしています。

今年は、八月のお盆には庭の秋明菊が咲いたり、虫たちの声も聞こえていましたので、例年より季節が少し早い気もしています。
毎年同じような室礼を年中行事に合わせて繰り返しています。菊人形に茱萸袋、菊玉に着せ綿、「福寿海無量」の軸を合わせました。

昨日の夜は菊茶にして早めの重陽に健康をお祈りしていただきました。

山﨑修

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